専門医が語る帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛あれこれ

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帯状疱疹って、どんな病気?

体の左右どちらかの片側に、帯のように水ぶくれが集まってできる痛みを伴う病気で、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の感染で起こります。子供の時に、ほとんどの人は水ぼうそう(水痘)にかかったことがあるでしょう。水ぼうそうを起こすウイルスが、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)です。

水ぼうそうが治っても、このウイルスは、三叉神経や脊髄神経の根本(知覚神経節)に一生ひそんでいます。ストレスや過労などでいわゆる体の免疫力が低下すると、再び活動を始め、皮膚に症状を起こします。これが帯状疱疹です。

帯状疱疹の症状って?

まず、体の片側に(神経支配領域に一致して)痛みが起こり、数日後に虫刺されのような赤い発疹ができ、次第に水ぶくれ(水疱)ができていきます。皮膚に症状が出た際に受診される方がほとんどです。水疱は、やがて膿疱となり、一部びらん(皮がむけて)となって、かさぶた(痂疲)になって治っていきます。

若い患者さんは、発症時の痛みも少なく、神経痛も残さないことが多いです。一方、高齢の患者さんでは、痛みや症状が強く、治療開始が遅れたり、適切な治療がなされない場合などは、皮膚症状が治っても神経痛が半年以上続くことがあり、これを帯状疱疹後神経痛といいます。

耳に帯状疱疹がみられる場合には、顔面神経麻痺耳鳴り・難聴・めまいなどの内耳障害を生じるラムゼイ・ハント症候群を合併することがあります。

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帯状疱疹臨床写真(日本皮膚科学会ホームページより引用)

帯状疱疹の治療は?

診断後、できるだけ早期に抗ウイルス薬の投与を行います。痛みが強い場合、全身に水疱が見られる場合、ラムゼイハント症候群を合併した場合などは入院を考慮します。腎機能障害がある場合には、抗ウイルス薬により副作用が出やすいため、腎機能の値によって薬の調整が必要です。

痛みに対し、鎮痛剤、場合によってはステロイドを併用することもあります。

帯状疱疹を発症するということは、「体が疲れているよ」というサインです。特に高齢者の患者さんは、最初の時期に無理をすると、後々まで痛みが残ってしまうことがあります。若い方であっても、抗ウイルス薬を飲む1週間は、できるだけ安静に、あるいはできるだけ休養をとっていただくようアドバイスしています。

帯状疱疹後神経痛って? 治療法は??

帯状疱疹後神経痛とは、帯状疱疹が治癒した後、数か月経っても痛みが生じる状態です。痛みの感じ方は人によってさまざまで、自発的な痛みが生じたり、ささいな刺激によって痛みが引き起こされることもあり、患者さんの生活の質(QOL)や日常生活動作(ADL)を害してしまいます。

治療には、鎮痛剤、リリカ(プレカバリン)三環系抗うつ薬の内服、ブロック注射などがありますが、薬による副作用が生じたり、治療に難渋することも少なくありません。

太陽の丘クリニックでは、西洋医学的な治療に加えて、ヒーリングの治療を診察に取り入れています。痛みは、臓器の負担のサインでもあり、長期間の薬の内服が増悪因子になっていることもあります。ヒーリングは、臓器の負担を軽減させることで、痛みを取ることができ、副作用が一切ないので、気軽に試せる治療法の一つでしょう。

帯状疱疹かな?と思われた場合や

帯状疱疹後神経痛でお悩みの方がいらっしゃれば、太陽の丘クリニックにご相談ください。

 

お問い合わせは、こちらから

太陽の丘クリニック

診療科目:皮膚科・心療内科・内科

療時時間:10時~12時 14時~18時

休診日:火曜日

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