自然も身体も一緒です

以前知人が、こんなことを話してくれました。

『家の裏手に、樹齢何百年もあろうかという大きな楠があった。子供のいない夫婦で暮らしていたのだけれど、庭の手入れも年々大変に感じるようになり、いっそのことと、その楠を切り倒した。そうすると、その翌年の梅雨時期に、家中がひどい湿気に襲われて、カビだらけになった。楠を切ったことで、それまであの大きな楠が、家の除湿の役割をしていてくれたことに、初めて気が付いた。』

とのことでした。取り返しのつかないことをした、とずいぶん後悔されていたのですが、一度切り倒したものは、二度と元には戻りません。この先、毎年梅雨時期になると、家の湿気に悩まされるのかと、少しお気の毒に思ったものです。やはり、自然との共生・共存は大切だな、と感じました。そしてまたこれは、人の体にも同じことが言えると、思うのです。

以前に一度ご紹介した、形成外科医師を経て奈良の春日大社の宮司となられたという異色の経歴をお持ちの、葉室頼昭氏(1927~2009)の著書、「(神道〉のこころ」の中の一文を思い出しました。

西洋医学は病原菌によって病気が起こるから、そのばい菌を殺したらいいというものの考え方で来ていますが、ばい菌もまた生物ですから、これを殺し続けるとやがてその反動によって、人間も滅びることにつながります。ばい菌も含め、すべてのものと共に生きるというのが、人間の本当の姿ではないかと思います。人体も宇宙と同じ仕組みです。バランスが崩れたときがすべての病気の始まりです。

この世界に、生きとし生けるものには、実は余分なものは一つもなく、それを余分だと勘違いしてしまうことで、さまざまなひずみを生んでいるのだとしたら、そのひずみを正すことが、治癒への一番の近道と、いえるのではないでしょうか。

人も、自然も、宇宙すらも、ありのままであることが、一番すこやかな状態なのかもしれないな、と思います。

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太陽の丘クリニック

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