幸運を ”科学的に解明” する心理学者さんのはなし

偶然、リチャード・ワイズマンという方の、『運のいい人の法則』という書籍を目にする機会がありました。まずは本の内容というよりも、この方のキャラクターに興味を持ちました。なかなか面白い経歴の方で、20代の頃は世界で活躍されるようなプロマジシャンで、そのうちマジックの裏にある人の心理に強い関心を持ったことがきっかけで大学などで心理学を専攻し、とうとう心理学者になちゃった、という方です。さらに面白いのが、占いやオカルト的な超常現象に懐疑的で、それ故に ”不可思議な現象の科学的な究明” の研究に携わり、真偽を確かめてきた、というのですから、おそらくまあまあの変人(!!)のような気がします。(時々、日本のテレビ番組などにも出演されているみたいですね、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?)

そして、そのワイズマン氏が「幸運と不運」と科学的に実証するために行ったおこなった研究結果が、運のいい人の法則、というわけです。18歳~84歳までの男女400人を10年間にわたって観察し、ラッキーな人・アンラッキーな人の2つのタイプで比較分析されています。そして、その中から導き出された結論は、 ”確かに運のいい人と悪い人は存在する。しかしそれは、後天的な「ものの考え方や行動習慣」から、違いが現れてくる” というもので、その違いを「4つの法則」として説明しています。かいつまんで、運のいい人に当てはまるというこの法則を説明すると、

運のいい人は

①チャンスを最大限に広げる(偶然のチャンスをつくりだし、チャンスの存在に気づき、チャンスに基づいて行動する)
②虫の知らせを聞き逃さない(直感と本能を信じて正しい決断をする)
③幸運を期待する(将来に対する期待が夢や目標の実現をうながす)
④不幸を幸運に変える

という傾向があることが実証された、としています。そして、このように結論付けられています。

『運のいい人は ”好奇心旺盛で楽観主義、失敗を物ともせずに、進んでいく” そういった共通した特徴を持っている。』

世の中には、面白いことを考える人もいるもんだと思いました。幸運と不運を引き寄せるかどうかを「科学的に」証明しようなんて、常人にはなかなか思いつきません(ですよね?)。ましてやこの方、ポルターガイストやカルト宗教、超能力にいたるまで、その謎を解き明かす、というのですから、逆にこの方の存在そのものの方が ”超常現象” のように感じてしまいます。とはいえ、このワイズマン氏の提唱している4つの法則はとてもに理にかなっていると思います。なによりも、普段クリニックで患者さんに、アドバイスさせていただく内容と大いに共通しています。それを、「科学が証明」してくれているのですから、今まで以上に自信を持ってお話しできる、というものです。さらに申し上げるなら、このように幸運を引き寄せる方々は、間違いなく自然治癒力も高く、健康的な方に違いありません。

ところで、クリニックで行っている「エネルギー療法(ハンドヒーリング)」をこのワイズマン氏がご存知なら、どのように『科学的に』解明してくださるのかな?などと、ちょっと興味を持ってしまいました。・・・どうなるんだろうねぇ(笑)。

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