養生訓

多くの方が、ご存知のことと思いますが、『養生訓』とは、江戸時代の儒者、貝原益軒が書いた、いわゆる「健康指南書」とも言うべき書物です。貝原益軒はこの中で、健康に過ごすためには、日々の心がけが大切だと述べています。今も昔も、真に健康のことを考える人の言うことは、変わりがないなぁ、と、思わず思ってしまいました。ちなみに、この養生訓、江戸時代の生活心得書として、広く人々に愛読された、いわゆる「ベストセラー」だったそうです。

この養生訓には、冒頭、人間の尊厳性についてが述べられています。少し、内容をかいつまんでご紹介してみたいと思います。

今、自分が生きていることは、周囲のおかげだと、認識しないといけない。自分を育ててくれた両親、また自然の恵みなどに感謝しなければならない。その最高の感謝の表現は、自分自身が、健康で長寿を全うすることといえる。
自分が健康でありさえすれば、それだけで周囲の人々は、みんな安心する。そのため、自分の身体を大切にしない行為は、よくないことである。たとえば、理由もなく自分の体を傷つける行為などは、とても親不孝である。
人は誰でも健康で長生きをしたいと願っている。その方法を知り実践することは人生で最も大切なこと、といえるであろう。
不健康なことをして、自分の身体を大切にしないのは、おかしい。やりたいことを優先するあまり、健康を損なうかもしれない時は、よくよく考えるべきだ。どんなに面白い小説でも、夜更かしして、朝まで読みふけってしまえば、睡眠不足で体調を崩してしまう。その本を、必ず読なければばならない理由がないなら、読みたい気持ちよりも、自分の体調を優先する方がよいことは、誰でも知っている。
人生を楽しく過ごしたり、お金儲けも結構だが、そのために自分の健康を損ないすこやかな日々を過ごせないとしたら、意味がない。健康で長生きするほうが、大きな幸せではないだろうか。

いかがでしょうか。ここには、貝原益軒の健康観が明確に表れていますが、今の時代でも十分通用するように、感じます。これを江戸の人々が好んで読んでいた、というのが、なんだかすごいなぁ、とも、思うのです。自分の生命に対する最大の感謝の証が、「健康で天寿を全うする」、なんて、江戸の町民が語り合っている姿を、想像すると、思わずニヤついてしまいます。(時代劇バンザイ!!)

太陽の丘クリニックでは、患者さんの自然治癒力に注目し、生活習慣やストレス、心のあり方など病気になった原因にも目を向け、西洋医学をベースにしながら、できるだけ薬や手術に頼らない医療を目指しています。根底にあるのは、「養生訓」で貝原益軒が示した健康観に通じる、「一人でも多くの患者さんに、真の健康を取り戻して欲しい」という思いなのです。

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