皮膚科専門医が語る手湿疹の原因と治し方

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手湿疹って、どんな病気?

手のひらや指の湿疹病変で、思春期以降の女性に多く、主婦に生じた場合には主婦湿疹とも呼ばれます。

手湿疹の症状は?

手のひらや指の皮膚が乾燥してきめがあらくなり、紅斑(赤み)、丘疹(ブツブツ)、水疱(水ぶくれ)、鱗屑(カサカサ)、びらん(皮むけ)、亀裂(ひび割れ)がみられます。強いかゆみを伴うこともあり、かくことでさらに悪化してしまいます。アトピー性皮膚炎が軽快した後に、手指に限局して難治性の湿疹を生じることもあります。

手湿疹の診断は、症状から難しくはありませんが、手白癬指間カンジダ症の可能性もあります。これらは真菌検査(顕微鏡の検査)で簡単に調べることができますので、まずは皮膚科で診察を受けてみましょう。掌蹠膿疱症では、足にも膿疱(うみ)を伴う皮膚症状がみられますが、軽い場合は手だけに症状がでることもあるので、経過をみて判断する必要があります。

手湿疹の原因は?

もともと乾燥肌であったり、職業・家事などで水やシャンプー、洗剤などをしょっちゅう使うことで角層間脂質や天然保湿因子が減ると起こりやすくなります。

空気が乾燥する秋から冬に悪化することが多く、日常生活で触れるさまざまなものの刺激によって生じます。石鹸、シャンプー、洗剤、紙、キーボード、手袋、ハンドル、金属、楽器や職業性のものではパーマ液、ヘアダイ、セメント、消毒薬などが原因になることがあります。

 手湿疹の治療法は?

治療の基本は、増悪原因を明らかにし、それを除去することですが、そのためには手に接触する物質について詳細な問診を行い、問診で疑われた原因物質との接触を避けるようにします。石鹸やお湯は、皮膚の脂質を洗い落とすため、手のバリア機能を低下させるので、石鹸やお湯との接触は最小限にし、手洗い後は保湿剤をこまめに外用しましょう。

洗剤によるかぶれ(接触皮膚炎)が考えられる場合は、手袋の着用をすすめていますが、手袋による接触皮膚炎も注意が必要で、綿の手袋の上にゴムやナイロンの手袋を二重に使用するのもよいでしょう。

かゆみが強く、かくことで悪化するようであれば抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)を使用します。湿疹に対しては、西洋医学的には副腎皮質ステロイド外用薬による治療が基本となります。ひび割れやじゅくじゅく(湿潤)している場合には、ステロイド外用薬亜鉛華軟膏を混ぜ、ガーゼに伸ばして貼る処置を行います。

太陽の丘クリニックでは、どんな検査や治療法があるの?

太陽の丘クリニックでは、問診・診察を十分におこない、病気の原因について探り、できるだけお薬に頼らずに、根本から改善させるアドバイスやお手伝いをしています。

必要があれば、受診をした日に血液検査レントゲンCT検査を行うことも可能です。画像や血液検査にまだ現れない体の負担、いわゆる未病を検査するAMSATも自分の健康状態を把握し、生活や健康を見直すのにとても有効です。

当院では、ステロイドの外用薬や保湿剤、抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)といった西洋医学的な治療のほか、漢方薬の処方やヒーリングの治療も行っています。

手湿疹と内臓との関係

手湿疹では手の負担を減らすことが大事ですが、実際には、手袋をして家事をするのも煩わしく、家事や仕事の合間に保湿剤もなかなか塗れないという方がとても多くいらっしゃいます。結局、ステロイドの外用を繰り返し、ステロイドの薬がなくなれば病院を受診して、薬をもらう、それを漫然と繰り返すこともよくあります。診察時間も短時間で終わるでしょう。

西洋医学では、手湿疹は手のバリア機能の低下がベースにあり外的な要因によって起こるとされていますが、全ての皮膚症状は体の臓器からのサインです。他のアレルギーのように自律神経や腸のバランス、肝臓の負担なども関わっており、漫然としたステロイド外用が返って慢性化を促すこともあるでしょう。

内臓の負担は、当院にあるAMSATで客観的に把握することができますので、手湿疹でお困りの方も一度受けてみるとよいでしょう。負担のかかっている臓器は、患者さんによって異なります。ヒーリングエネルギー療法の一つ)は、その臓器の負担を軽減させるもので、実際、1週間に1回の定期的な施術を行う中で、数年来の皮膚症状から解放された患者さんもいらっしゃいます。たとえ外的な要因があったとしても、ご自身が持つ自然治癒力が高まれば、同じ刺激がくわわっても症状を抑えることができると考えています。ヒーリングは、ご自身が持つ自然治癒力を高める治療法でもあり、副作用が一切ないので、どなたでも気軽に試せる方法でしょう。

心と手湿疹の関係

手湿疹も、心と身体からのメッセージです。手湿疹のかゆみによるストレスだけでなく、仕事や家庭でのストレスを抱えており、そのイライラでかゆみが引き起こされる、或いは皮膚を掻いてしまう→皮膚症状が悪化するということもあります。太陽の丘クリニックでは、患者さんとの対話を大切にしており、原因となるストレスや心のあり方にも目を向けています。


しつこい手湿疹の症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。    

お問い合わせは、こちらから

太陽の丘クリニック

診療科目:皮膚科・心療内科・内科

療時時間:10時~12時 14時~18時

休診日:火曜日(土日・祝日も診療を行っております)

TEL:092-663-2100

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