皆さん、日々の食事大切にしていますか?
食事とは、命と健康を支え、人が生きていく上で基本となるものです。健康でいるためには、毎日の食事をバランス良く栄養素を摂取することが大切なのです。 栄養が偏り、バランスが崩れてしまうと、自然治癒力がうまく働かず、疲れやすくなったり、風邪を引きやすくなってしまいます。また、良い食事は安定した精神状態につながります。
クリニックを受診される、慢性の皮膚病を抱えた多くの患者さんは、食生活が乱れていることが非常に多いです。忙しい日々に追われ、手軽にすませられるコンビニ食やカップ麺、夜はご飯と肉という方も少なくありません。さらに飲酒や喫煙、体にとっては負担がかかるばかりです。
年を重ねるにつれ自然治癒力は衰えてきますので、若い頃はすぐに治っていた症状も年々治りにくくなります。健康で若い体を保つためにも、40歳を過ぎたら特に食事には気をつけていただきたいと思います。
私たちの体は、40歳前後を境に必要な食べ物がガラッと変わります。30代までは、体が成長発達する段階で、ごはんなどの炭水化物、つまり糖質が必要とされます。しかし、40代に入ると、代謝の低下が起こり、同じような食生活をしていると食事で摂った栄養を十分に活用できなくなります。放っておくと、体の中がさびつき、糖尿病、脳卒中、心疾患といった深刻な病気を引き起こすことにつながります。
外科医であり、多くのがん患者さんを食事療法によって改善に導いているとして知られる済陽高穂先生は、その著書『40歳からは食べ方を変えなさい!』の中で代謝のよい「若い体」をつくるポイントとして
- 「体の糖化」を防ぐ…炭水化物と上手に付きあう
- 「塩害」を防ぐ…おいしい野菜果物をたくさん食べる
- 「冷え」を取る…鶏肉、青魚、鮭、卵など良質のたんぱく質を摂る
- 「腸の汚れ」を落とす…発酵食品、乳製品を摂って、善玉菌を増やす
- 「体内毒素」を消す…7色の野菜パワーでデトックス
の5つをあげています。
バランスよい食事を摂ることで、人間本来が持っている自然治癒力を高めて、病気に負けない強い身体につくり変えていくのです。現在日本人の2人に1人が”がん”になるという時代、がんも生活習慣病です。良質なバランスの取れた食事を摂ることでがんの予防にもなります。
急性の疾患は薬を使えば治りますが、慢性疾患は食生活を改善することなく、薬だけに頼っていても、薬がなくなればまた症状がぶり返してしまいます。慢性の症状でお悩みの方は、まずご自身の生活習慣、食生活を見直し、改善をはかっていただきたいと思います。
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太陽の丘クリニック
診療科目:皮膚科・内科・心療内科
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