「犠牲なき献身こそ真の奉仕」ナイチンゲールによせて

今日、5月12日はフローレンス・ナイチンゲールの生誕日です。日本でも「看護の日」として看護関連の団体や医療施設などではこの日の前後にいろいろなイベントがおこなわれたりします。(イベント関係にご興味のある方は、最寄りの看護協会事務局に問い合わせをされると、良いかと思います。)

「犠牲なき献身こそ真の奉仕」とは、ナイチンゲールの有名な言葉です。彼女は「看護者は、自己犠牲を持って他者に尽くしたとしてもそれは本来あるべき真の奉仕ではない」と考えていたそうです。

「クリミアの天使」とも称されるナイチンゲールはご存知のとおり、近代看護の基礎を作り上げた看護の母です。看護師が「白衣の天使」などと呼ばれるのも全てナイチンゲールありき、なのです。

ところが、ナイチンゲールが実際に看護師として現場に立ったのはわずか2年ちょっとで、彼女の本当の功績は看護師教育の確立や、統計学を基にした医療衛生の改善などその圧倒的な政治的手腕による様々な改革だったそうです。近世ヨーロッパという、まだまだ女性の社会進出が一般的ではなかった時代に、高い志を持ち、決して妥協をせず、常に進み続けるその姿勢で、英国女王からも一目置かれる存在だった逸材、まさに「スーパーウーマン」です。強く、使命感に燃えるナイチンゲールは、冒頭で紹介した以外にも、数多くの名言を残していますので、いくつかご紹介したいと思います。

  • 「女性よ自立しなさい。自分の足で立ちなさい。」
  • 「素直であること。それは、強情ではないこと。自分の頑固な意志をもたないこと。いつも自分独自のやりかたにこだわっていては、どんな訓練を受けても身につかないのは良識で考えればわかります。」
  • 「そこに明確な行動が伴っていなければ、思いを十分に伝えることは難しいと思う。」

超人的で鬼気迫る仕事ぶりに、周囲は恐れおののいた、という記録も残されてるようですが、それほどの使命感を持って物事に取り組むとは、なにが彼女をそこまで駆り立てていたのだろうかと思わずにはいられません。

考えるに、ナイチンゲールという人は、『時代に求められた人物』だったのではないでしょうか。世の中には‟必要な人物は、必要とされる時期、場所に彗星のごとく現れる”との趣旨を論じる方もたくさんいらっしゃいますが、彼女はまさに、そうだったのではないかと思えるのです。ほかの誰でもない、ナイチンゲールにしかできない偉業を成し遂げるために、この時代に生を受けてきた方だったのではないのでしょうか。

彼女の没後に、ナイチンゲールの偉業をもとに作成された「ナイチンゲール誓詞」は、今もその輝きを保ち、ナイチンゲールを称え続けているかのようです。

「ナイチンゲール誓詞」

われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん—

わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを。

われはすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、悪しき薬を用いることなく、また知りつつこれをすすめざるべし。

われはわが力の限りわが任務の標準を高くせんことを努むべし。

わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、わが知り得たる一家の内事のすべて、われは人に洩らさざるべし。

われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。

 

看護とは、‟手と目で相手を護る“こと・・・。

当クリニックで提唱しているハンドヒーリング(エネルギー療法)は、相手の方の身体の反応を両の掌で感じながら、心と身体に働きかけます。相手のことを思いながら体の反応の強い場所をキャッチし、反応が和らぐまで、ただひたすら癒してゆくその様は、まさに自らの「手と心の目で相手を護る」行為そのものです。

 

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太陽の丘クリニック

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