真の「共生と共存」

朝方、クリニックの裏庭の日陰で黒い猫がのんびりとくつろいでいました。猫は居心地のいいところをとてもよく知っています。きっと風に吹かれて、日陰で静かで、気持ちが良いんだろうな、などと思いながら、しばらく眺めていました。目を閉じてじっとしていたかと思うと、おもむろに背中の毛づくろいをしたり、(どうもかゆいところが一ヶ所あるらしく)背中をかんだりしていました。

こちらがじっと見ていたのに本能的に気が付いたのか、数分後にばっちりと目が合ってしまいました。その瞬間に猫さんの身体全体から緊張感があふれかえり、じわ、じわ、と後ずさりし、その後はくるりときびすを返したかと思ったとたん、スピードを上げて走り去ってゆきました。「・・・別に何もしないから、ここにいてもよかったのに・・・。」ちょっと残念な気持ちで、その後姿を見送りました。人に慣れていないところを見ると、野良猫だったのでしょうか。野良でもやけにフレンドリーな子もいますが、目が合ったとたんに立ち去られると、人間に嫌な目にあわされた事があったのかな、などと思ってしまいます。

いつだったか動物に詳しい方が、「野生の動物が人を警戒するのは、人がそのいきものに危害を加えると知っているから。」とおっしゃったことがあります。そして、「危害を加えられた経験を持たない動物は、人を怖がって逃げたりしない。」とも続けられました。その典型的な例が、奈良公園や宮島のシカ、或いは高崎山のサル、などなのだそうです。彼らは野生動物であり、決して飼われているわけではないのに、どれ程人が近づいても、堂々としています。それは、『その場所』にいる限り、人が攻撃を仕掛けてくることがないと知っているからなのだとか。

ということは、人々が生き物に対して危害を加えるような行為を行うと、彼らは人を「敵」とみなす、ということなのでしょうか。世に、「害獣」という言葉もありますが、果たして彼らは本当に ”害をなす獣” たちなのだろうかと、今更ながら考えさせられます。人の作ったルールに当てはまらない、そういう理由で我々の価値観にのっとって ”害をなす” といわれてしまうのなら、それを悪だと決めつけるのは、動物の立場からすれば、人の身勝手さ以外の何物でもないのかもしれません。お互いが、本当の意味で「共生・共存できる環境づくり」という観点で、物事が考えられる世の中であってほしいものだなと、ちょっぴり考えさせられる朝の一場面でした。

きっかけは「エネルギー療法(ハンドヒーリング)」との出会いかもしれませんが、 ”ありのままであること” の意味を考えれば考えるほど、この世の中に無用なものなど何一なく、それを意のままに操ろうとする権利は、何者も持ち合わせてはいないのだという思いに至ります。人にも動物にも、さらに植物なと、この世界に存在するすべてのものにとってストレスのない、優しくあたたかな環境を作り上げたい、そう切に願う今日この頃です。(ちなみに、宮島にお弁当持参で行かれる場合は、十分お気を付けください。シカに弁当を狙われます。ずんずん迫ってきて、ぶっちゃけ怖いです。)

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太陽の丘クリニック

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