外用治療を中止したら円形脱毛症が改善!

円形脱毛症は、皮膚科でよく診る疾患です。小型の脱毛斑が1~数個出現して、自然に治るものから、急に広がって広範囲に髪が抜けるものまで様々です。特に女性の場合、脱毛斑が大きくなったり、脱毛範囲が広がってくると、周囲からもわかるようになるので、精神的ストレスになったり気持ちが落ち込んだりといった声も聞かれます。

治療法には・フロジン液外用・ステロイド外用・グリチロン、セファランチンの内服・ステロイドの内服や点滴・紫外線治療・局所免疫療法などがあり場合によって、抗ヒスタミン薬も使用します。

円形脱毛症の多くは自然治癒するものです。海外のガイドラインでは、治療項目の一番に『無治療』という項目があげられており、7割の患者さんが無治療でなおるとされています。その中では、カウンセリングの重要性が述べられており、無理な治療をせず、患者さんと向き合って精神的なサポートを重視する姿勢が取られています。太陽の丘クリニックにも円形脱毛症の患者さんが多くこられますが、ほとんどの患者さんがよくなっていらっしゃいます。

今日は、外用治療を中止することで、かえって症状がよくなった円形脱毛症の患者さんのお話です。

ある30代の女性。昨年7月に脱毛斑を主訴に太陽の丘クリニックを受診されました。頭に最大4.5㎝大の脱毛斑があり、他にも大小の脱毛斑が多発していました。前の病院で処方されていたフロジン液の外用を継続しながら、漢方をいくつか試したり、グリチロン・セファランチンを処方したりしましたが、病勢は落ち着いているものの9月中旬まで脱毛は続き、ご本人も落ち込んでしまうという状況でした。

『こうなったら紫外線治療を試すしかないのか…』と、ご本人に治療の選択肢として紫外線治療があること、その場合は他院をご紹介することをお話ししました。と同時に、患者さんのお話から、毎日鏡を見ながら薬を塗布することでかえって脱毛を意識させてしまい、気持ちが落ち込む原因になると考え、外用を中止してもらうことにしました。

1週間後、患者さんは病院をうつらずに、このまま様子を見たいとおっしゃられました。そして、驚いたことに外用を中止してから、脱毛が止まったのです。今ではグリチロン、セファランチンを中止しても再燃はありません。患者さんの気持ちも安定し、今は漢方の内服だけで定期的に経過をみていますが、順調に髪の毛が生えてきています。

今回のエピソードは、病気から意識をはずすことがいかに大切かを教えてくれました。考えてみると毎日毎日鏡を見て、ため息をつきながら薬を塗っていては、治るものも治らなくなってしまうでしょう。

病気を治す力は、あなたの中にあります。

また円形脱毛症でお悩みの方がいらっしゃれば気軽にご相談ください。

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太陽の丘クリニック

診療科目:皮膚科・内科・心療内科

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